平成30年(2018年)6月1日

 今年も、夕闇に浮かぶ錦帯橋を背景に、鵜飼い船の篝火が川面に浮かぶ季節がやってまいりました。
 鮎は、川底に生える苔を食べて育つことから、その食味が環境のバロメーターになるといわれます。なかでも宇佐川で獲れる鮎は、全国の鮎を食べ比べる「清流めぐり利き鮎会」で、複数回グランプリを受賞するなど、高く評価されています。
 去る5月12日には、毎年の恒例行事となった「清流錦川 清流大作戦」が実施されたところであり、今年の夏も、この美しい錦川に、多くの観光客や太公望の皆さんをお迎えできることと思います。

 さて、先週の日曜日5月27日は、防府市長選挙の投開票日でした。自民党と公明党が推薦する池田候補が、立派に初陣を飾られました。私も、出陣式や開票を待つ選挙対策事務所に駆け付け、支持者の皆様と感激と分かち合い、同時に、今年1月29日の自らの選挙を思いおこしたところです。
 防府市は、一昔前の岩国市のように、県との連携がなかなかうまくいかず、自動車や化学など国内有数の産業集積を誇るにも関わらず、そのポテンシャルを十分に活かすことができない状態が続いてきました。
 県と市町・国が、そして首長と議会とが一体となって明日に向かって夢を描き、実現しなければ、人口減少、少子高齢化が進む山口県の将来への展望を拓くことはできないと、今回の防府市長選挙を終えて改めて実感したところです。
 また、新市長の公約のひとつとして、現在山口市にある農業試験場の防府市への移転誘致が掲げられています。私も県議会農林水産委員会の委員として、今後の県の農業政策の方向性を見据え、老朽化著しいその施設の在り方について、しっかりと議論していかなければならないと考えています。

 岩国・和木地域と県とをつなぐパイプ役として、これまで皆様とお話しをさせていただく中で感じた本県が直面する様々な課題をしっかりと整理し、次の定例会に臨んでまいります。
 これからもご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします。

平成30年6月1日