平成30年(2018年)11月1日

今日から11月。今年も残すところ2カ月となりました。朝夕、寒さすら感じる頃で、山々の紅葉も鮮やかさを増してきました。晩秋、実りの秋を実感するこの頃ですが、信じられないような事故が発生しました。

10月22日、周防大島町と本州を結ぶ大島大橋に外国船籍の船舶が衝突し、橋が損傷されるという事故が発生しました。この船のマストまでの高さが40メートルで、海面からの高さ30メートルの大島大橋の橋桁に衝突すれば、とんでもない被害が生じるのは明白です。これは事故ではなく、人災としか言えません。

連日報道されているとおり、車・人・モノの移動が制限され、周防大島町の全域で今も断水状態が続くなど、町民の皆様の生活は大変厳しい状況にあります。県は直ちに対策会議を設置して、橋の応急復旧やフェリーの臨時便などの交通路の確保などに取り組んでいますが、周防大島町の皆様が一刻も早く通常の生活を取り戻されるよう、私も微力ながら努めていきたいと思っています。

また、この度の事故を目の当たりにして、県議会議員として、私が学ばなければならないと思ったのは、地元・周防大島町選出の柳居俊学議長です。柳居議長は、事故当初から率先して国や県との様々な調整をされ、自ら国の関係省庁や県選出の国会議員のところに出向かれて、協力要請されるなど、精力的な活動を進められています。こうした危機的な状況において、県議会議員という立場にある者が、解決のために率先して動き、具体的な結果を出していく責任、役割を強く感じ、私もそう動けるように精進を重ねたいと思っています。

さて、9月14日に開幕した「山口ゆめ花博」は、11月4日で52日間の会期を終えます。広島県や福岡県など近県だけでなく、首都圏や関西圏などからも来場があり、また、台湾やシンガポール、韓国など近隣諸国からのお客様も迎えて、連日大変なにぎわいです。10月26日には目標来場者数50万人を大きく上回る100万人を達成しました。開幕時には、ヒマワリの花が多かった会場も、今はコスモスの花が瀬戸内の秋の風に揺らぎ、季節の変化に合わせて花の植え替えをされる会場は、大変な好評ですし、日本一高いブランコや竹のコースターなどは、整理券を取るために、朝6時から入場ゲートに列ばれている人もいるとのことです。10月29日から会期末の11月4日までは、連日、夕刻に500発の打ち上げ花火も上げられます。ライトアップされた花々の美しさとともに、夜も楽しい花博とこれも好評のようです。
県内外、国外でもPRをしてきた山口県議会議員の一人としてこの大成功を大変うれしく思っています。今日を含めて残り4日の会期です。まだ花博をご覧になっていない方は、是非とも会場に足をお運びください。また、既に行かれた方も、もう一度、如何でしょうか。

平成30年11月1日