平成30年(2018年)12月1日

 今日から師走。北の国では雪の便りも聞かれる季節となりました。朝晩の冷え込みも厳しくなり、私の地元・錦町広瀬でも、先週は冬日を観測しました。

 外国籍船舶の衝突により大変な状態にあった周防大島町では、本格的な冬と最盛期を迎えるミカンの出荷を前に、復旧工事も進み、11月27日からは大島大橋の交通規制がほぼ全面的に緩和され、明日、断水状態にあった水道も漸次復旧し、12月2日には島内全域で復旧する予定と聞き、安堵しています。関係者の皆様のご尽力に感謝を申し上げますとともに、先月28日からはじまった県議会、11月定例会に上程された復興支援パッケージ関連の予算を迅速に成立させて、周防大島町の観光や経済の復興に向けた支援をする必要があります。私もそのために頑張ります。

11月定例会は、私にとって4回目の議会となりますが、今議会では、12月10日に始まる農林水産委員会で「豊かな森林づくり」について質問する予定です。
 山口県では、荒廃森林の再生を目指して、全国に先駆けて、「森林づくり県民税」を導入しました。県民の皆様に、一人年間5百円のご負担をいただき、荒廃した人工林や繁茂している竹林の整備を行っています。この制度の導入らは、父の基成が一生懸命に取り組みましたから、私にとっても特別な思いがあります。

 その一方で、国が「森林環境税」という名目で、新たな税制度を導入し、来年4月から「新たな森林管理システム」を導入することとしています。山口県の森林づくり県民税と似ている部分もあれば、異なる部分もあるだけに、県と市の役割など、整理すべき課題も多く、現場で森林を守っておられる方々が混乱することのないようにしなければならないと思います。両制度をよく整理して、私たちのくらしに大きな役割を果たしている森林の再生や、中山間地域の重要な産業である林業の活性化につながるように、県の考え方をよく確認したいと思います。

平成30年12月1日