平成31年(2019年)3月1日

 今日から3月。テレビのニュースで、満開の河津桜を見ました。
 ソメイヨシノの県内の開花予想は3月22日との報道もありました。全国的にも有名な錦帯橋の桜が楽しみな季節がやってきます。
そして、今日、3月1日は県内の多くの高校で卒業式が行われます。
 私も、これから高森高校と岩国高校広瀬分校の卒業式に県議会を代表して臨席し、柳居県議会議長の祝辞を代読します。
 19年前、私も東京での大学生活に希望と不安でいっぱいだったことを思い出しながら、皆様の新たな門出をお祝いしてきたいと思います。
 改めて、高校をご卒業される皆様とご家族の皆様に心からお祝いを申し上げます。皆さん、おめでとうございます。皆様の未来に幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。皆様には、次のステージで幅広い経験と研鑽を積み、それぞれの夢を実現していただくとともに、岩国・和木地域、そして、山口県の未来を創る力として活躍していただくことを強く願っています。

 2月24日、天皇皇后両陛下御臨席のもと、政府主催の天皇陛下御在位三十年記念式典が挙行されました。
 この式典で、天皇陛下が国民への感謝のお気持ちを述べられましたが、御在位30年、常に国民に寄り添ってこられた天皇皇后両陛下の御健康と皇室の御繁栄を心よりお祈り申し上げます。
 そして、この式典で、安倍総理が、「平成」の時代には、阪神大震災や東日本大震災、また、記憶に新しいところでは昨年の7月豪雨など、大きな自然災害がたびたび起こり、そのたびに、天皇皇后両陛下は被災地を訪問され、多くの国民に明日への勇気と希望を与えていただいたことに触れられました。
 日本という国は、その地理的な特性からも、自然災害は避けることができないかもしれませんが、その被害を最小限に食い止めるために、減災・防災の取組をさらに進めていかなければならないとの思いを新たにしています。

 また、同日には、沖縄県で、米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票が実施されました。投票率は52.48%。投票の結果は辺野古移設に「賛成」が19.1%、「反対」が72.2%。辺野古移設阻止をめざす人々は勝利ムードの演出に力を入れました。
 今回の結果について、安倍総理は「世界で最も危険と言われる普天間基地が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならない」として、政府は、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしておられます。
 一方で、「辺野古移設反対」を主張する人々は、普天間基地の危険除去や固定化に対する代替案を示していません。
 この状況を見て、どちらが責任ある行動をしていると言えるでしょうか。
 かつて、岩国市でも、艦載機の移転を巡って、当時の井原市長が住民投票を行いました。そのときの混乱を克服にして、地域の一体感を取り戻しただけに、当時のことを改めて申しませんが、岩国市や和木町、そして周防大島町では、国の外交・防衛政策を尊重し、これに協力する立場から、沖縄の基地負担軽減のため、空中給油機や空母艦載機の移駐を容認しました。現実を踏まえた責任ある対応だと私は思います。
 同じく基地を抱える地域を代表する県議会議員として、責任ある対応を、これからも考え、行動したいと思っています。

 3月29日は山口県議会議員選挙の告示日です。
 投開票日は4月7日。私にとって2度目の県議選となります。
 2月19日には、岩国市役所で、岩国市和木町選挙区の立候補予定者説明会が行われました。私の陣営も含め7陣営が出席しました。
 厳しい選挙戦になることを覚悟していますが、政治家として責任ある行動を果たすためにも、全力で頑張りたいと思っています。
 昨年の県議会議員選挙から1年、県議会議員としてのこれまでの活動を皆様にお伝えし、皆様のご意見をしっかりとお聞きして、岩国・和木地域、そして山口県の活力創出に向けた私の強い思いをお伝えしたいと思っています。
 皆様のさらなるご理解とご声援を心からお願い申し上げます。

平成31年3月1日