令和元年(2019年)6月1日

 今日から6月。私の住む岩国市錦町では、5月の初旬で田植えを終え、苗も30センチくらいの長さまで成長しています。錦町など、県内の中山間地域の多くで、ほとんどの田んぼで田植えが終わり、今は苗の成長期です。

涼風や青田のうへの雲の影  森川許六

青田と呼ばれる、緑の絨毯のような鮮やかな景色の拡がりは、生産者の方による田おこしや代かき、苗づくりといった数多くの準備と作業によって成り立っています。
 そのことに感謝しながら、秋の実りに向けて稲の生育を見つめていきたいと思っています。

 4月7日の県議選から1月が過ぎ、5月9日から14日まで、県議会の5月臨時会が開催されました。山口県議会では、県議選を終えた後、正副議長をはじめとする議会の人事が決まります。
 今臨時議会で、第64代議長として柳居俊学議長が就任されました。また、副議長には藤生通陽議員が、議会運営委員長には島田教明議員が選出され、議会三役が決まりました。
 柳居議長ご自身にとって4度目の議長への就任ですが、各会派から幅広い支持を集め、前回の議長選を上回る47票中42票を獲得されての再選でした。これもこれまでの類まれなる実績と人望によるものであり、心からお祝いを申し上げますとともに、引き続き、柳居議長を中心として議会運営がされることに大変心強い思いをしています。
 そして、13日には常任委員会の構成が決まり、私は総務企画委員会への所属となり、副委員長を拝命しました。
 総務企画委員会は、総務部、総合企画部及び産業戦略部並びに会計管理者に属する事項の他、どの常任委員会にも属しない事項など、常任委員会の中で最も広い分野を所管しています。
 特に、岩国基地を巡る諸課題の克服や基地交付金交付金を活用したまちづくり、さらには岩国大竹コンビナートなどの瀬戸内産業の再生強化、中山間地域振興対策など岩国・和木地域の皆さんに直結した事項についても議論を深めていく委員会でもあります。
 臨時議会においても早速、総務企画委員会が開催され、私からはふるさと納税に関する質問を行ったところです。
 これから副委員長として、篠﨑圭二委員長のご指導をいただきながら、しっかりと委員長を補佐して、その役割を果たし、同時に、執行部の提出した議案の審査とともに、県政の重要課題などについて議論を交わし、執行部に意見を伝えていきたいと思います。
 そして、今議会では、岩国基地問題に関する議員連盟の幹事長に指名されました。この議連は、岩国市、和木町、周防大島町、広島県大竹市の関係する議員連盟と連携して、岩国基地に関する様々な課題に対応してきた大変重要な議連です。幹事長としての責任の重さを改めて感じていますが、会長を務められる柳居議長をはじめとした諸先輩議員のご指導をしっかりといただきながら、その職責を果たしていく覚悟です。
 また今月は、令和を迎えて初めてとなる定例会が、12日から28日まで17日間の日程で開催される予定です。
 これまで皆様からいただいた多くのご意見やご提案などを形にできるよう、しっかりと整理し、臨みたいと思っています。
 これからもご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします。


令和元年6月1日