令和2年(2020年)2月1日

 今日から2月。大寒から立春へと暦の上では春が始まる時節。例年であれば一年間で最も寒い時期です。昨年、今年と、雪の少ない冬で、春先の水の不足も心配されるこの頃ですが、寒さは今しばらく続きます。皆様にはお身体くれぐれもご自愛ください。

 さて、2月に入り、新年度、令和2年度に向けた準備も本格化してきています。
 現在、県では、新年度予算の編成作業真っただ中で、自民党県連においても、昨日31日、自民党政調全体会議が開催され、私も出席しました。
 自民党県連では、県内の各市町や友好団体、県連支部からいただいた約850件の要望を「超重点要望」として55項目に集約し、先月9日、友田幹事長をはじめとする党四役から、村岡知事に要望しました。
 政調全体会議では、県執行部から、知事や副知事、総務部長など財政担当部局の方々が出席され、「超重点要望」に対する県の対応方針等について説明を受けました。その上で、わが党の要望に対して十分な予算措置等が行われるよう改めて要望が行われました。
 当初予算案は、これから最終の編成過程に入ります。そして、2月下旬に開会予定の2月定例県議会に議案として提出されますが、私は、県連としての取組に加え、予算全体を所管する総務企画委員会の副委員長として、本会議や委員会の審議等を通じて、岩国・和木地域の課題の克服や、山口県のさらなる発展のために、引き続き、全力で取り組んでいく覚悟です。

 現在、中国で発生した新型コロナウイルスが世界中に拡散し、わが国でも感染者が確認されています。
 経済や観光など様々な面で国境を越えた資金や人の動きが活発化するグローバルな時代では、経済的なメリットを享受できますが、感染症などのリスクも否応なしに増えざるを得ません。
 こうした海外発のリスクに対しては、まずは国が率先して水際対策を繰り広げるものの、多くの外国人観光客が直接地方を訪れる今日、県としても患者発生時の体制整備はもちろんのこと、正確で冷静な情報発信など危機管理の重要性を改めて感じています。
 このような感染症のみならず、一昨年10月22日に発生した周防大島町での外国籍船舶による大島大橋衝突事故や、近年頻発する大規模な自然災害など、様々な危機に対して、できうる限り損害を少なくし、平穏な県民生活を維持していく、そういう危機管理の大切さを改めて感じています。県民のくらしの安心と安全を確保するため、引き続き、全力で取り組みたいと考えています。

 1月26日は岩国市長選挙の開票日でした。自民党と公明党が推薦する現職の福田候補が立派な成績で4選を果たされました。
 人口減少・少子高齢化が進展する中で、将来の岩国市をどう形作っていくのかが問われた選挙だったと思いますが、基地との共存を前提とした地に足の着いた政策を訴えられた現職に軍配があがったものだと感じています。
 岩国・和木地域のさらなる発展のためには、市町と県と国の一層の連携が重要です。私も県議会議員として、これまで以上に福田市長としっかりと連携しつつ、岩国・和木地域から山口県の新たな活力を生み出していきたいと考えています。


令和2年2月1日