令和2年(2020年)9月1日

 8月28日、安倍総理が辞意を表明されました。
 あまりに突然のニュースに、言葉にならないほどの衝撃を受けました。
コロナ対策や安全保障環境への対応など、一時の空白も許されない状況が続く中、最近は安倍総理の体調に関する報道もありましたが、8月24日に内閣総理大臣の連続在職日数が2799日となり歴代最長となられたばかりであり、引き続き、我が国の未来を切り拓いていただけるものと確信していただけに、このたびの辞意表明は本当に残念でなりません。
 安倍総理は、これまで、経済再生や外交・安全保障の再構築はもとより、現下の新型コロナウイルス感染拡大防止という非常に難しい課題においても、卓越したリーダーシップを発揮され、我々国民の先頭に立ち、我が国を力強く導いてこられました。
8年近くもの長きにわたり安定した政権運営を実現されたこと自体が、後世に残る大偉業であり、山口県民としての大変誇らしい思いです。
 安倍総理には、今は治療に専念して一日も早く万全の体調を回復していただきますよう心よりお見舞い申し上げますとともに、今後とも、本県選出の国会議員として、山口県と我が国の明るい未来に向けてご指導を賜りますようお願い申し上げます。
 私も、安倍総理への尊敬と感謝の念を抱きつつ、政治家として少しでも近づけるよう日々精進していきたいと考えています。

 8月21日、元県議会議長の河野博行先生が逝去されました。
 河野先生は、県議会議長や自由民主党山口県連会長も務められるなど要職を歴任され、県議会議員の立場から県政の発展に多大なる尽力をされました。
 私自身は、河野先生に直接お会いする機会はありませんでしたが、県議時代を共にさせていただいた父からは河野先生の話をよく聞いていました。
 河野先生のこれまでのご功労に敬意を表しますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか収まりません。
 本県でも、8月26日に1日としては最大となる15人の感染者が確認されるなど緊張感が高まっていますが、一方で、感染者数だけで危機感を煽ることは問題である、という指摘もなされています。

 現場の医療体制を維持していく、医療崩壊させないようにするためにも、感染を可能な限り避けるようにしていくことが大切です。
 県のホームページには、現在の入院者数や感染症受入病床数などが掲載されていますので、県民の皆様には、正しい情報と知識で、引き続き、3密回避などの対策を取り入れた「新しい生活様式」を実践していただきますようお願いします。

 8月26日、防衛省及び外務省の担当者が来県し、米軍岩国基地に配備されているFA-18の一部を、10月以降、F-35Bに機種更新する計画であるとの説明がありました。機種更新は、平成29年以降2回目となります。
 現在、執行部から国に対し、確認が必要な事項について、文書照会を行っているところですが、基地議連としても、柳居会長さんをはじめ、役員の皆さんとも協議しながら、必要な対応をしていきたいと考えています。

 今月16日からは9月県議会が始まる予定です。新型コロナウイルス感染防止や経済の下支え対策をはじめとして、今、県民の皆さんが不安に感じておられる課題やこれからの山口県のあり方など、しっかりと議論するための準備をしていきたいと考えています。


令和2年9月1日