令和2年(2020年)11月1日

 今日から11月です。今年も残すところ2箇月。少し慌ただしさも感じる季節となってきました。
 紅葉も始まり、晩秋を迎えていますが、今年の秋は台風の直接的な被害も少なく、天候的には比較的穏やかでした。
 その一方で、中国大陸から飛来したトビイロウンカによる稲作被害が深刻な状況となっています。本県では、県西部では作況が極めて悪く、これを機に稲作をやめることを考え始めている人もおられると聞きます。本県農業を支える稲作農家の皆さんに、今後も引き続き、意欲や熱意をもって稲作を続けていただくため、行政による万全の対策など、私もしっかり取り組んでいきたいと考えています。

 10月22日、宇部市長を務められていた久保田后子さんが辞職されました。体調の不良による辞職と聞いていますが、亡父・基成と、県議会の同期当選組で親しさも感じていただけに、突然の辞職に驚いています。体調の不良とのことであり、是非ゆっくりされ、大事を取っていただきたいと願っています。
 宇部市長選は、来年7月の久保田市長の任期満了に合わせて行われるものと思っていましたが、今回の突然の辞職によって、11月15日に告示、22日に投開票という慌ただしい日程で、市長選が行われることになりました。
 そして、この市長選に、わが自由民主党会派の先輩議員である篠﨑圭二先生が立候補を表明されました。
 篠﨑先生は、本県選出の参議院議員、林芳正先生の公設秘書などを経られて、山口県議会議員を3期6年務められました。特に、この2年は、篠﨑先生が委員長、私が副委員長という形で一緒に総務企画委員会の運営に当たってきました。篠﨑先生は委員長として、岩国基地を巡る諸課題をはじめ、岩国・和木地域にも直結した県政の重要課題に関する議論においてリーダーシップを発揮してこられました。
 私より4歳年上の篠﨑先生は現在39歳という若さ。2男2女の父として、また、県議会議員、国会議員秘書としての豊富な経験を活かし、宇部市のまちづくりに挑戦されようとしている覚悟、決断に敬意を表したいと思います。
 「ワクワク市政の実現。」を掲げられている篠﨑先生には、是非とも当選していただき、若き市長として、宇部市の未来を描き、ワクワク感を感じる躍動する宇部市を実現していきたいと思いますし、そのためには、微力ながら私も応援したい、宇部市の皆様にも、篠﨑先生への熱い声援をお願いしたいと思っています。

 10月26日、第203臨時国会が召集され、菅総理が初めてとなる所信表明演説を行われました。携帯電話料金の引下げ、不妊治療への保険適用など、国民生活に直結した具体的な政策課題の解決に取り組むことを約束されるとともに、菅総理が目指しておられる社会像、「自助・共助・公助」そして「絆」について述べられ、「国民から信頼される政府」「国民のために働く内閣」を目指すとされました。菅総理の思いに心から共感するとともに、私も地域の未来を担う議員として、地域のため、県民のために全力でがんばる覚悟を新たにしました。

 初冬も間近かです。今年の冬は、新型コロナに加え、インフルエンザの流行も懸念されます。皆様には、これまでの新型コロナ対策に加え、インフルエンザの予防接種など、ご自身でできる感染対策に引き続き取り組んでいただきますようお願いします。


令和2年11月1日