令和2年(2020年)12月1日

 今日から12月です。

 先月22日に投開票が行われた宇部市長選挙で、篠﨑圭二さんが初当選されました。
心よりお祝い申し上げます。
 宇部市長として史上最年少の39歳での就任ということですが、県議会の総務企画委員会や環境福祉委員会の委員長を務められ、自民党県連でも青年部長として若い議員の先頭に立って活動されるなど数多くの経験を積まれており、宇部市のトップとして最もふさわしい方だと思っています。
 政治には経験も大切ですが、それ以上に国民、県民、市民を思う気持ち、そして、自らの身を投げ打ってでもあるべき方向に動かしていく熱い思い、そうしたことが何よりも大切だと思うのです。
 私も、同じ30代で政治に携わっていますが、年齢だけではなく本質で見ていただける、そういう政治家でありたいと思います。
 首長として厳しい判断を迫られることも多いと思いますが、篠﨑新市長のご活躍と、宇部市のますますの発展を祈念しています。

 さて、激動の2020年も残すところ1ヶ月となった今、新型コロナウイルスが再び世界的な感染拡大の様相を呈しています。
 国内でも、朝晩の寒さが際立ってきた頃から再び感染が拡大し、県内でも、岩国市のクラスターをはじめ各地で感染者が確認されるなど、感染者数が急増する状況となっています。
 こうした状況を踏まえ、菅総理は、感染拡大が特に懸念される地域を念頭に、GoToトラベルの見直しを行うことを英断されるとともに、GoToトラベル自体は、専門家の意見も踏まえつつ、継続することを表明されました。
 菅総理は、衆議院予算委員会で、「政府の役割は国民の命と暮らしを守ること。暮らしを守らないと命も守れなくなる」、「GoToトラベルで、なんとか雇用を維持できている」と述べられましたが、まさにそのとおりであり、感染拡大防止のために完全に経済を止めてしまっては、守れる命も守れなくなるということになりかねません。
 コロナ対策が最優先であることは当然のことであり、その上で、国として守るべきものを守るためのギリギリの判断であり、「国民を守る」という菅総理のブレない信念に私も心から賛同するものです。
 これから年末年始を迎え、人の移動や外食などにより感染リスクが高まることも想定されますが、感染防止対策を徹底することで感染リスクは大きく低減できると考えます。
 今は厳しいときですが、県民の皆様お一人お一人の引き続きの取り組み、ご協力をお願い申し上げます。

 11月25日に開会した県議会11月定例会は、昨日は代表質問が行われ、今日からは一般質問が始まります。
 引き続き、コロナ対策が中心にならざるを得ませんが、一方で、今定例会は、来年度に向けて、コロナ時代にふさわしい新しい施策や組織などが形づくられていく大事な議会ですから、本会議、常任委員会において議論を深め、県民の声、地域の思いをしっかり形にしていきたいと考えています。



令和2年12月1日