令和3年(2021年)4月1日

 全国的に記録的な早さで開花した今年の桜は、県内でもすでに満開を迎えています。私の地元、岩国市の桜の名所、錦帯橋の桜は、3月末の強い風雨にも耐え、今まさに満開を迎えています。コロナ疲れもある中で、春本番を感じさせてくる景色や暖かさに開放感や高揚感を感じておられる方も多いと思いますが、今は大人数での宴会を控えるなど感染防止対策を徹底して花見を楽しんでいただきますようお願いします。
 新年度が始まる4月は、一年でも特に新鮮な気持ちで迎える季節です。コロナ禍の中、就職、転勤、進学などで県外に出ること、新しい生活を始めることに期待と不安を胸に今日を迎えられている方も多いと思いますが、コロナ後の時代をしっかりと見据えて新しい1年をスタートさせていただきたいと願っています。
 皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 昨年の4月は、新型コロナウイルスに関する情報がまだまだ少ない中、初めての緊急事態宣言が発令され、日本中が不安と緊張に包まれていたように思います。その後も感染は縮小や拡大を繰り返し、昨年末からの第三波は、今年の年明けから再度発令された緊急事態宣言により一定の収束に至りました。しかしながら、宣言解除に伴ういわゆるリバウンドや変異ウイルスの拡大なども懸念される中、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
 一方で、昨年とは明らかに違う状況もあります。
 3月1日、私は県議会の代表として県立高校の卒業式に出席させていただきました。昨年は、コロナという見えざる敵を前にその感染拡大を防ぐため出席を自粛せざるを得ませんでしたが、今年は万全の感染防止対策を行った上で卒業式に出席し、卒業生の皆様、ご家族や関係の皆様に直接お祝いをお伝えすることができました。
 そして、3月25日には、東京2020オリンピック聖火リレーが福島県からスタートしました。コロナの影響を大きく受けて1年延期されたオリンピックの新しい聖火リレーが予定通りスタートしたことで、オリンピック開催に向けた機運も大きく高まっていくものと確信しています。121日間をかけて約1万人のランナーが47都道府県を巡る中で、わが山口県では、5月13日、14日にリレーが行われます。
 菅総理は、2月末の先進7カ国(G7)首脳のテレビ電話会議で、首脳声明に「日本の決意を支持する」との文言を盛り込ませるなど、東京五輪・パラリンピック開催に向けた強い意欲を示されました。菅総理の「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、東京五輪・パラリンピックを開催する」との思いをしっかりと受け止め、今や国際公約となったオリンピック開催に向けて、私も山口県の地で、開催の実現に向けて力を尽くしていきたいと考えています。

 今月末で県議会議員2期目の任期も折り返しとなります。
 一層気を引き締めて県議としての役割を果たしていく決意ですので、引き続き皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。


令和3年4月1日