令和3年(2021年)5月1日

 今日から5月です。
若葉の柔らかい緑色が美しい季節になり、早い地域では田植えが始まっています。これから梅雨や台風、酷暑の季節を迎えますが、災害や去年のように害虫などによる被害を受けることなく、秋にはたわわに実った稲穂が黄金色に輝く景色を眺められることを心から願っています。

 菅総理は、4月15日から18日まで訪米され、バイデン大統領と日米首脳会談を行われました。大変厳しい感染対策の中、バイデン米大統領が初の対面の首脳会談に菅総理を迎えられたことは、緊張を増す国際情勢における日米同盟の重要性と、アジア情勢の厳しさ、その中における我が国の役割の大きさを示していると考えます。合計150分にも及ぶ会談を通じて構築された菅総理とバイデン大統領の信頼関係が、今後さらに強固なものへと発展し、アジア地域と世界の平和と繁栄の礎となるものと確信しています。

 また、菅総理は訪米中、ファイザー社CEOと電話会談され、我が国の全ての対象者に対する今年9月までの確実なワクチン供給を要請し、そのめどが立ったことを示されました。ゴールデンウィーク明け以降は本県でも高齢者のワクチン接種が本格化しますが、ワクチン供給に見通しが立ったことは、コロナ収束に向けたすばらしい成果であったと考えます。
 一方で、都市部を中心に今年も緊急事態宣言の中で「我慢のゴールデンウィーク」を迎えています。本県でも4月中旬頃から感染者数が増加しており、1月から5月に延期されていた成人式が中止とされる地域もあるなど、私たちの生活の様々な部分に大きな影響が生じています。現時点で、本県は緊急事態宣言やまんえん防止等重点措置の対象地域とはなっていませんが、ゴールデンウィークのあとも地域や学校でも行事やイベントの多い時期であり、感染リスクの高い状況は続きます。
 コロナを抑えるゴールデンウィークへの皆様のご協力をお願い申し上げます。

 3月25日に福島県をスタートした東京2020オリンピック聖火リレーは、いよいよ今月13日、14日、山口県にやってきます。安全・安心な聖火リレーを実現するため、現地観覧される方に感染防止対策を徹底していただくのはもちろん、自宅でライブストリーミングを視聴するなど、新しい生活様式の中で行われる57年ぶりの聖火リレーに、静かに、熱く盛り上がっていただきたいと考えています。

 5月12日から17日までの6日間、県議会の5月臨時会が開催され、今後の議会運営の体制が決まる予定です。私も県議会議員2期目の任期も折り返しを迎えましたので、新たな体制で、喫緊の課題であるコロナ対策と本県の未来を見据えた地域づくりに、なお一層がんばっていく覚悟です。
 皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。


令和3年5月1日