令和3年(2021年)7月1日

 今日から7月。
 梅雨入りが大幅に早まった今年は、豪雨や日照不足を心配していましたが、晴天の日も多く、今のところ大きな被害を生じるような豪雨もない状況に少し安心しています。このまま豪雨被害などなく梅雨時期を終えることができればと願っていますが、梅雨明け間際には大雨になることもあり、引き続き、警戒が必要です。
 6月20日、大都市などに発令されていた緊急事態宣言が解除され、ほとんどの地域がまん延防止等重点措置に移行しました。本県においては、5月18日から実施されていた感染拡大防止集中対策が終了しましたが、今後も感染の再拡大はあり得ます。引き続き、感染防止対策の徹底にご協力をお願いしますとともに、今年もマスクが手放せない夏になりますので、体調管理、水分補給、熱中症対策に十分注意していただきますようお願い申し上げます。

 6月28日、県議会の選挙区問題検討協議会が設置され、自民党会派における5人のメンバーの1人に選任されました。この協議会は、今後の議員定数や選挙区の設定等について検討協議するため、議長の諮問機関として超党派で設置されるものです。10年ぶりの設置となる今回の協議会では、令和2年国勢調査の速報値が発表されたことを踏まえ、令和5年の県議会議員選挙に向けた検討協議を行っていきます。
 県議会議員は、県民の皆様の代表として、地域の声や思いを県政に伝え、それを実現していく重要な役割を担っていますので、その役割を十分に果たせるよう、慎重に議論を重ねていきたいと考えています。

 現在、県議会では6月定例会が開催されています。今週は、本会議で代表質問と一般質問が行われており、新型コロナウイルスの感染防止対策と疲弊した経済の回復・活性化のための取り組み、カーボンニュートラルへの対応等を中心に、県政の様々な課題やその対策について議論を行っています。
 また、県議会では、国が対応すべき諸課題について、意見書を議決し、国会や関係省庁に提出する取り組みを行っています。今定例会では、国の当初予算編成が間もなく動き出すことから、「地方財政の充実・強化を求める意見書」の提出を目指しています。総務企画部会長として、自民党政務調査会で協議を行いながら、意見書案の取りまとめや他会派との調整等に取り組んでいます。
 そして、来週は、私が委員長に就任して初めてとなる総務企画委員会が開催されます。
 コロナ対策はもとより、デジタル改革や産業戦略、中山間地域振興、米軍岩国基地問題など県政の重要な課題について活発で建設的な議論が行われるよう、委員長としての役割をしっかり果たしていきます。

 東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ開幕します。
 菅総理は、6月に英国で開催されたG7サミットで、「新型コロナウイルスという大きな困難に直面する今だからこそ、世界が団結し、人類の努力と英知によって難局を乗り越えていけることを日本から世界に発信したい」との決意を表明されました。
 首脳宣言に盛り込まれたとおり、世界の団結により安全・安心の大会が実現することで、全世界の人々が夢と希望を感じ、絆を確かめ合う瞬間となるよう強く念願しています。


令和3年7月1日