令和3年(2021年)9月1日

 今日から9月です。

 今年の夏は、オリンピック閉幕までは例年どおりの暑さが続き、札幌市で開催された男子マラソンでは3割近い選手が棄権する事態となりましたが、その後は一転、全国的に秋のような長雨と梅雨末期のような豪雨が続き、甚大な被害が生じた地域もありました。県内でも、道路や鉄道への被害、住宅への浸水など大きな影響が生じましたし、農作物の生育への影響も気になるところです。これから本格的な台風シーズンを迎えますので、引き続き、十分な警戒を続けていただきたいと思います。

 東京オリンピックが閉幕しました。
 日本選手団は、史上最多となる27個の金メダルを含む58個のメダルを獲得し、コロナ禍に苦しむ我々に、夢と希望、大きな感動を与えてくれました。コロナ禍でのオリンピック開催には賛否の意見もありましたが、アスリートにとってはもちろん、我々国民にとっても、オリンピックは必要だったと改めて感じています。開催に尽力されたすべての方に心から感謝と敬意を表したいと思います。
 また、オリンピックに続き、8月24日からは東京パラリンピックが開幕し、連日、パラアスリートによる熱戦が繰り広げられています。障がいを乗り越え、晴れ舞台で活躍される選手の姿に、誰でも自分の限界に挑戦し、個性や能力を発揮して活躍できるということを教えていただいているようで、心を揺さぶられます。山口県ゆかりの選手の活躍に期待しつつ、多くの方の熱意と努力により開催されている東京大会を、最後までしっかり目に焼き付けたいと思います。

 8月24日、任期満了に伴う和木町長選挙が告示され、現職の米本町長が3度目の当選を果たされました。
 米本町長は、平成25年の就任以来、自然と工業が調和したまちづくりに努めてこられ、今年4月には蜂ヶ峯総合公園に、基地交付金を活用して全世代型新エリア「Bee+」が完成しましたし、同公園へのアクセス向上と災害時の避難や物資の補給経路として、県道蜂ヶ峯公園線の整備も進められるなど、和木町のまちづくりは着実に進んでいます。
 3期目を迎えられる米本町長には、さらに安定した町政運営で、更なる町の活性化に取り組んでいただけると確信していますし、私も地元選出の県議として、和木町の発展に力を尽くしていきたいと考えています。

 8月25日、本県の新型コロナウイルスの感染状況は、初めて「ステージ4」となりました。
 これを受けて、8月13日から実施中の「デルタ株感染拡大防止集中対策」は、対策の強化と9月12日までの期間延長が発表され、8月30日からは飲食店等への営業時間短縮要請が行われています。感染状況の悪化により医療提供体制に負荷がかかる事態を避けるため、一時的かつ集中的な取り組みはやむを得ない状況です。こうした特別な取り組みも、私たち一人一人が万全の感染対策を徹底することが基本になります。引き続き、県民挙げての取り組みにご理解とご協力をお願いします。



令和3年9月1日