令和4年(2022年)1月1日

 初春を迎え、皆様にお慶びを申し上げますとともに、今年一年、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
 新型コロナウイルスについては、昨年は、年明けから緊急事態宣言の発令や期間延長などを繰り返しましたが、6月末頃から始まった第5波では、デルタ株の影響により、これまでにない勢いで感染者数が増加し、全国で医療の逼迫が極めて厳しい状況になりました。一方で、全国的な感染拡大の中でも重症化率や致死率は大きく低下したようですし、9月末に宣言等が全て解除されて以降は、感染再拡大も見られず落ち着いた状況が続きました。これは、菅前総理のリーダーシップで強力に進められたワクチン接種の浸透が大きく影響していると考えます。現実的な政策をブレずに実行して結果を出していくことこそ、政治に求められていることだと改めて感じています。オミクロン株による感染も発生し、今後も警戒が必要な状況は続きますが、コロナと両立する社会経済活動に具体的な道筋をつけられるよう引き続き全力で取り組んでいきます。
 山口県議会では、昨年5月の臨時会において、私は、これまで副委員長を務めていた総務企画委員会の委員長を拝命しました。また、県及び2市2町の基地議連で構成する岩国基地問題議員連盟連絡協議会では、引き続き幹事長を務めさせていただいています。当協議会では、今年度末で交付が終了する市町再編交付金の継続を、県及び関係市町の執行部とともに国に強く求めてきましたが、昨年末に発表された国の来年度予算案において地元市町への新たな交付金制度が示されたことは、当協議会の活動の大きな成果であると考えています。今後も、岩国基地に関する諸問題をはじめ、デジタル改革や産業戦略、中山間地域振興など、県政の重要な課題の解決に向け、引き続き、責任感を持って取り組んでいきます。
 国政関係では、昨年10月の参議院山口選挙区補欠選挙と衆議院議員選挙で、我が自由民主党公認候補が圧倒的勝利で当選を果たしました。このことを自民党への強い支持と未来への大きな期待と受け止め、今夏の参院選でも勝利するよう全力で取り組むとともに、舵取りの難しいコロナ禍の政策運営を、自民党の一員としてしっかり支えていきたいと考えています。
 今年の干支は「壬寅」。「冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年」になるとされ、コロナ禍を乗り越え、人々が生き生きと華やかに暮らせる世界が再びやってくることを予感させてくれます。今の厳しい状況に打ち勝ち、岩国・和木地域、そして山口県が未来に向けて力強く前進する1年とするため頑張る覚悟です。皆様のさらなるご理解とご支援を心からお願い申し上げます。



令和4年1月1日