今日3月1日は公立高校の卒業式です。コロナ禍の高校生活は制約が多く悔しい思いをすることも多かったと思いますが、卒業生の皆さんには、そうした思いもエネルギーに変え、ふるさとの未来を担う世代として新しいステージで大いに活躍していただきたいと願っています。
2月20日、県内に適用されていたまん延防止等重点措置が解除されました。岩国市と和木町では約1か月半、飲食店等への時短要請が続きましたが、コロナ禍の生活様式が相当に定着したこともあり、措置が解除されれば自然に経済が戻るという状況にはありません。県が掲げる「傷んだ社会経済を力強く再生」を実現するためには、重点措置というブレーキを緩めるだけでなく、時にアクセルを踏むことも必要だという強いメッセージが求められます。昨日開会した2月議会では、そうした観点からも、来年度当初予算案など重要な議案の審議に臨みたいと考えています。
2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。安倍元総理が「戦後、私たちが作ってきた国際秩序に対する深刻な挑戦であり、断じて許すわけにはいかない」と述べられたように、民主主義や法の支配という普遍的価値を共有する世界の国々にとって決して許すことのできない暴挙です。県議会では昨日の本会議で、ウクライナ侵攻に抗議する決議を議決しました。力による一方的な現状変更の試みを目の当たりにし、改めて、自国の領土は自らの手で守り抜く覚悟と、日米同盟を基軸とした国際連携の強化が必要だと痛感しています。まずは在留邦人の安全確保を最優先に、国際社会と連携して迅速に対処することで、一刻も早くこの事態が終息し、平和が取り戻されることを強く願っています。
令和4年3月1日