令和4年(2022年)8月1日

 今日から8月です
 安倍元総理の御逝去から3週間あまりが経ちましたが、時間が経つほどに、我が国がいかに偉大な政治家を失ったのかという現実を思い知らされています。
 先日、安倍元総理の国葬を9月27日に日本武道館で行うことが閣議決定されました。国葬は経費のすべてを国費で賄うことになるため、国葬とすることの妥当性について様々な意見もあるようです。しかし、安倍元総理の葬送は、憲政史上最長の総理在任による国内での業績はもとより、国際社会における我が国の貢献度を高め、世界の中で揺るぎない信頼を築いたこと、そして何より、世界の国々から示された弔意にふさわしい礼遇、こうしたことを踏まえて実施されることとなったものです。理不尽な暴力によって命を奪われた安倍元総理の逝去を国民が悼み、外国からの弔問を受け入れるため、国葬とすることこそ日本が示すべき礼節であると考えます。
 安倍元総理は、私と同じ政治の世界の、あまりに偉大な大先輩ですが、父と同い年であったことや、私たちのような若い者にも気さくに接してくださるお人柄であったこともあり、個人的には大変身近に感じていました。5年前に私の父が亡くなった際には、総理在任中の激務の中、すぐに自宅まで弔問にお越しくださり、さらに初盆にも私たち家族に温かい言葉をかけてくださったことは、忘れがたい思い出です。まさかこれほど早いお別れをすることになるとは想像だにしていませんでした。
 同じ山口県の政治家として、私も、元総理の思いに恥じることのないように、山口県と我が国の未来のため、しっかり仕事をしていかなければならないとの思いを新たにしています。改めて、安倍元総理の御冥福を衷心よりお祈り申し上げます。

 7月10日に投開票が行われた参議院議員選挙では、自民党公認で山口県選挙区の江島潔先生と、比例代表の阿達雅志先生が見事に再選を果たされました。お二方は、国政の場はもとより、山口県、そして岩国・和木地域になくてはならない方ですので、この度の再選に心から喜びを申し上げますとともに、今後のご活躍に期待し、私も微力ながらしっかりとお支えしていたきいと考えています。
 参院全体では、自民党単独で改選過半数となる63議席を獲得し、非改選も含めた定数248の過半数という目標を大きく上回る結果となりました。厳しさを増す国際情勢や物価高騰、コロナ対策、カーボンニュートラルへの対応など、国内外に困難な課題が山積する今、今回の勝利で、安定した政権を基盤に、憲法改正、安全保障、経済政策などを強力に進めていくことに、大きな期待が示された結果と考えています。私も、自由民主党の一員として、安倍元総理のご遺志もしっかりと受け継ぎ、がんばっていく覚悟です。

 コロナの感染が全国的に急拡大しています。これからお盆を控え、人の往来がさらに増える時期を迎えますが、感染拡大への対策の基本は、私たち一人一人が万全の感染対策を徹底することです。引き続き、県民挙げての取り組みにご理解とご協力をお願いします。



令和4年8月1日