令和4年(2022年)9月1日

 今日から9月です
 先月は、東京で年間の猛暑日の最多記録を更新し、本県でも連日、真夏日や熱帯夜が続くなど、暑さが厳しい1か月でしたが、ここ数日、ようやく朝晩の気温も下がり、秋の気配が感じられるようになりました。こうした天候の影響もあって、中山間地域では、平年より早く稲穂が実り、お米の収穫が始まっています。今年は、害虫被害や台風による影響をほとんど受けていないため、このまま豊作の年になることを願っています。

 7月中旬からコロナの感染者数が急増する中、3年ぶりに移動制限のない夏を迎えたことで、本県でも8月18日に過去最多の3,494人を記録しました。第7波もようやく落ち着きを見せ始めていますが、現在流行しているオミクロン株BA.5は、重症化率が低い一方で感染力が強いため、依然として厳しい感染状況となっています。県が入院受入病床や自宅療養者への支援体制などの拡充を発表しましたが、保健所の業務にも大きな負担が生じています。9月中旬からは感染者の全数把握が全国一律に見直すことが表明されましたので、感染された方の不安や現場の混乱が生じないように、現場の負担軽減につながるものになることを期待しています。
 社会経済活動を維持しつつ、感染拡大に対応していくためには、引き続き、私たち一人一人が万全の感染対策を徹底していく必要があります。今日からは多くの学校で新学期が始まり、イベントの多い時期を迎えますので、子どもたちの心に良い思い出が刻まれるよう、すべての学校行事が無事に開催されることを願っています。

 今日は防災の日でもあります。これから台風シーズンを迎えますが、豪雨による浸水や土砂災害、また、大規模地震など、私たちの命や財産に大きな被害をもたらす災害がいつどこで起きるかわからない時代です。今日を契機として、防災について改めて考えていただけたらと思います。



令和4年9月1日