令和5年(2023年)1月1日

 初春を迎え、皆様にお慶びを申し上げますとともに、今年一年、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
 新型コロナウイルスが再び感染拡大傾向となっています。昨年も年明けから岩国市と和木町にまん延防止等重点措置が適用され、その後も感染拡大を繰り返しました。しかしながら、そのような状況の中でも、強い行動制限等を受けることなく、感染防止対策を行いながら日常生活を送るスタイルが浸透してきました。今後も、社会経済活動の正常化がさらに進むよう、引き続きしっかり取り組んでいきたいと考えています。

 昨年は、安倍元総理の御逝去という、大変つらい出来事がありました。我が国は大きな存在を失いましたが、安全保障戦略の新しい方向性を速やかに実行に移していきたいとの安倍元総理の思いは、昨年12月、安保3文書という形で大きく前進しました。国と国の対立が突如として武力衝突にまで発展することを目の当たりにした今、我が国を守る抑止力・防衛力を抜本的に向上させる歴史的な大転換は、当然の判断だと考えます。改めて、安倍元総理のご功績とご貢献に思いをいたし、追悼の意を表します。

 今年、私は、県議会議員になって5回目の新年を迎えました。この間、岩国市・和木町の皆様はもとより、県議会の柳居議長や先輩・同僚議員、私を応援してくださる多くの皆様の御指導と御支援により、様々な経験を積み、実績を挙げることができたと考えています。とりわけ、岩国基地に係る諸課題については、父の実績や思いを受け継ぎ、何よりも地域のためにという姿勢で真摯に取り組んできました。その中でも、県交付金に関しては、機会あるごとに、地域住民など地元のニーズを踏まえた施策や事業への有効活用を執行部に求めてきており、その結果、産業や生活の基盤となる道路や港湾、県東部地域の拠点となる県立武道館や産業振興センターの整備に向けた道筋が確かになるなど、県交付金が基地周辺地域の発展につながることを目に見える形でお示しできていると考えています。私は、引き続き、岩国基地に係る諸課題について、誰よりも大きな責任を負っているとの自覚をもって解決に全力を尽くしていきます。

 今年の干支は、「癸卯」です。「厳しい冬が去り、春の兆しが訪れる」という意味があるとされ、コロナ禍や物価高騰などが続く中での努力や辛抱が実り、勢いよく飛躍する年になることを予感させてくれます。今年4月には山口県議会議員選挙が予定されており、私は、自由民主党の公認をいただき、3期目の選挙に挑みます。厳しく困難な課題が山積する中で、それらを乗り越え、岩国・和木地域、そして山口県が、力強く飛躍する1年となるよう頑張る覚悟です。皆様のさらなるご理解とご支援を心からお願い申し上げます。



令和5年1月1日